主シヴァによるバガヴァッド・ギーターの栄光(ギーター・マーハートマヤ)
【ギーター・ジャヤンティ祝賀】パドマ・プラーナにおいて、主シヴァはパールヴァティー女神にバガヴァッド・ギーターを讃える数々の詩を語り、人類に極めて重要なメッセージを残されました。
ここでは、尊師A.C.バクティヴェーダンタ・スワミ・プラブパーダ師の解説とともに、その詩を学びましょう。
1
gītā śāstram idaṁ puṇyaṁ
yaḥ paṭhet prayataḥ pumān
viṣṇoḥ padam avāpnoti
bhaya-śokādi-varjitaḥ
ギーター・シャーストラム・イダム・プンヤム
ヤフ・パテット・プラヤタフ・プマーン
ヴィシュノフ・パダム・アヴァープノーティ
バヤ・ショーカーディ・ヴァルジタフ
この清浄なバガヴァッド・ギーターという聖典を、心を制御し、敬虔な気持ちで読み上げる人は、 恐れや悲しみといった物質的な性質から完全に解放された、主ヴィシュヌ(クリシュナ)の聖なる住処――ヴァイクンタなどの霊的な世界に到達するであろう。
2
Gita dhyayana-silasya,
pranayama parasya ca
naiva santi hi papani,
purva janma krtani ca
「心をこめて『バガヴァッド・ギーター」を真剣に読めば、主の恩寵によって過去の過ちの反動は生じない」(『ギーター・マーハートウミャ」第2節)。主は、『バガヴァッド・ギーター」の最後の部分(第18章・第66節)で高らかに宣言します。
sarva-dharmān parityajya
mām ekaṁ śaraṇaṁ vraja
ahaṁ tvāṁ sarva-pāpebhyo
mokṣayiṣyāmi mā śucaḥ
“Abandon all varieties of religion and just surrender unto Me. I shall deliver you from all sinful reactions. Do not fear.” Thus the Lord takes all responsibility for one who surrenders unto Him, and He indemnifies such a person against all reactions of sins.
「すべての宗教を捨て、ひたすらわたしに身を委ねよ。そうすれば、罪な行ないすべての反 動からあなたを救う。恐れてはならない」。このように主は、身を委ねた人のあらゆる責任 を自ら引き受け、そのような人物の罪のすべての反動を消しさってくれます。
3
mala-nirmocanaṁ puṁsāṁ
jala-snānaṁ dine dine
sakṛd gītāmṛta-snānaṁ
saṁsāra-mala-nāśanam
「毎日沐浴をすれば体を洗い清めることはできるだろう、しかし、『バガヴァッド・ギータ ー』という神聖なガンジス川の水でひとたび沐浴すれば、物質生活の穢(けが)れは一切消滅 する」(『ギーター・マーハートゥミャ』
4
gītā su-gītā kartavyā
kim anyaiḥ śāstra-vistaraiḥ
yā svayaṁ padmanābhasya
mukha-padmād viniḥsṛtā
「『バガヴァッド・ギーター』は最高人格主神によって語られたものであるから、ほかのヴ ェーダ経典を読む必要はない。細心の注意とともに定期的に『バガヴァッド・ギーター』を 聞き、読めばいいのである。現代人は俗な活動に没頭しすぎており、すべてのヴェーダ経典 を読むことは不可能になっている。しかし、案ずることはない。この1冊の本、『バガヴァ ッド・ギーター』で充分である。すべてのヴェーダ経典の真髄であり、また特に最高人格主 神によって語られたものだからである」(『ギーター・マーハートゥミャ』第4節) こうも言われています。
5
bhāratāmṛta-sarvasvaṁ
viṣṇu-vaktrād viniḥsṛtam
gītā-gaṅgodakaṁ pītvā
punar janma na vidyate
「ガンジス川の水を飲む者が解放を達成するというのであれば、『バガヴァッド・ギーター』 の甘露を味わう者の解放は言うまでもない。『バガヴァッド・ギーター』は『マハーバーラ タ』の本質的な甘露であり、主クリシュナ自身、根源のヴィシュヌによって語られた」(『ギ ーター・マーハートゥミャ』第5節)。『バガヴァッド・ギーター』は最高人格主神の唇か らあふれだし、ガンジス川は主の蓮華の御足から流れだしたと言われています。もちろん、 至高主の口と御足に違いはありませんが、偏見のない研究をとおして、『バガヴァッド・ギ ーター』はガンジス川の水よりも重要であることがわかります。
6
sarvopaniṣado gāvo
dogdhā gopāla-nandanaḥ
pārtho vatsaḥ su-dhīr bhoktā
dugdhaṁ gītāmṛtaṁ mahat
「この『ギートーパニシャッド』、『バガヴァッド・ギーター』は、すべてのウパニシャッドの真髄であり、雌牛に例えられよう。牛飼いの少年として名高い主クリシュナがこの牛の乳を絞っている。アルジュナは仔牛、博識な学者や純粋な献愛者は『バガヴァッド・ギーター』の甘露なる牛乳を飲まなくてはならない」(『ギーター・マーハートゥミャ』第6節)。
7 以下のは最も大事見解です
ekaṁ śāstraṁ devakī-putra-gītam
eko devo devakī-putra eva
eko mantras tasya nāmāni yāni
karmāpy ekaṁ tasya devasya sevā
現代において、人々は1つの経典を、1つの神を、1つの宗教を、1つの本務を熱望して います。だからこそ、ekaà çästraà devaké-putra-gétam(エーカンム シャーストゥランム デーヴ ァキー・プトゥラ・ギータンム)――全世界に1つの経典があれば、1冊の共通する経典があれば いいのです。それが『バガヴァッド・ギーター』です。Eko devo devaké-putra eva(エーコー デ ーヴォー デーヴァキー・プトゥラ エーヴァ)――全世界に唯一の神、それがシュリー・クリシュナ です。Eko mantras tasya nämän(エーコー マントゥラス タッシャ ナーマーニ)――1つの聖歌、 1つのマントラ、1つの祈り――それが主の名前の唱名、ハレー クリシュナ、ハレー クリ シュナ、クリシュナ クリシュナ、ハレー ハレー/ハレー ラーマ、ハレー ラーマ、ラーマ ラーマ、ハレー ハレーです。Karmäpy ekaà tasya devasya sevä(カルマーピ エーカンム タッ シャ デーヴァッシャ セーヴァー)――唯一の使命、それが最高人格主神への奉仕です。
バガヴァッド・ギーターについてBhakti Yoga School – Hare Krishna の方々のフィードバック
私たち日本人 は知識というと何か仕事に役立つための知識 こ 勉 強 しているわけです。しかし最高の知識というの いを見分けるこ とに あるんだと知って、新しい 楽しくなりました。本当の知識を身 につけるこ のために は自分と物質の とを学ぶのがと とで自由を手に入れら 違 ても こ れる という希望を感じました。
~だいすけ中島様
数々の精神世界や自己覚醒に関する本を読んできましたが、バガヴァッド・ギーターが授けてくれた教えは想像を超えるものでした。絶対真理に関する深い知識はもちろん、生命体にとっての本当の幸せと何か、そして人間がさまざまはな欲を満たそうとする根本的な原因についても理解を深めることができました。
その結果、物事の捉え方や日々の生活の中での価値観が少しずつ変わり、内面的な安定を感じるようになりました。多くの人が惹かれる美食や旅行、友人との交流、性的な快楽といった物質的な楽しみに対しても、自然と執着が薄れていくのを感じます。
~ まどかさん
バガヴァッド・ギーターは神から直接教えを頂ける貴重す。何度読んでも新しい気付きを与えてくれます。人生の目的やどのように生きるべきかを教えてくれました。
~河田さん
バガヴァッドギーターを読むことによって、二元性に惑わされることがなくなったと思います。例えば、非難された場合でも、結果を見れば分かります。本当は非難されることではなかったのです。
~高橋様
ハレクリシュナ人生での人間だからこその悩み、弱さなどについて導いてくださる偉大なバガヴァットギータのおかげさまで、人生の方向性が決まり進むことができると思っています。
~小倉千賀様




